FORTUNE ARTERIAL 赤い約束 第11話「訣別」

「辛いんです、これ以上苦しむ瑛里華先輩を見ているのは」
「なにも知らずにがんばっている支倉先輩を見ているのは」

おおおお、白ちゃん・・・!この子は、この子はなんて・・・。

そっか、この子はただ脇で見ててオロオロしてるだけの子じゃなかったのか。「自分には関係ない」と言われながらも、大好きな先輩と大好きな孝平のために自分ができることを考え続けてたんだね。そうじゃなきゃ、あの場であの発言はできない。東儀家の人間として眷属の意味を知らないわけはないし、もしかしたら伊織がその言葉を口にする前から、自分が眷属になる可能性について考えていたのかも。征一郎さんと伊織との関係も、どことなくそういうモノを想像させるし・・・。

今まで2人を心配するだけの役目しか与えられなかった白が、初めて自分の感情を爆発させる。明確に出てきていないけど、孝平に惹かれる気持ちは潜在的にあるはずなんだよ。瑛里華が好きなだけなら孝平を眷属にすることに何の躊躇もしないはずなんだから。2人とも同じくらい好きだからこそ、自分を眷属にすることを望んでしまう。そりゃあ、そんな自己犠牲では誰も救われないんだけど、それだけ白ちゃんが本気だってことだよね。

次回は最終回なのか。一体どうすんだよ。