FORTUNE ARTERIAL 赤い約束 第09話「眷属」

紅瀬さんは「眷属」と呼ばれる吸血鬼の下僕的存在らしい。吸血鬼は自分の気に入った子の血を吸って眷属にして従わせることができると。そして、眷属にとって主たる吸血鬼の命令は絶対の効力を持つらしい。

で。紅瀬さんの主は瑛里華の母親・伽耶さんだった。うーん、複雑な人間関係ですね。そっか、あんな若そうに見えて、紅瀬さんは結構イイ歳なのね。どうやら伽耶さんのことを憎んでいるようですが、それは自分を眷属にしたことを恨んでいるのか、それとも別の理由があるのか。眷属にしてから長い年月が経ってるようなことを伽耶さんが言っていたので、それほど長い間ずっと抱えている憎しみというのは、一体どんなものなのでしょうね。

一方、自分の吸血衝動が抑えきれなくなりつつある瑛里華。修智館学院への入学が許されたのは、そこで自分の眷属を見つけるためだったらしい。もし眷属を見つけられなかったら、その後一生屋敷の中で暮らすことになると。なるほど、この学院での3年間は、瑛里華にとっては最初で最後の自由な時間なのか。この貴重なモラトリアムの中で、瑛里華は何を受け取って、どんな道を選んでいくのか・・・。

ちょっと考えると、血を吸うか吸わないかで2パターンのエンディングの可能性が見えてくるよね。


まず第1に、瑛里華は修智館学院で楽しく学生生活を過ごして、孝平とも仲良くなる。でも、決して血を吸おうとはしなかった。楽しい3年間が終わり、孝平たちは色々と手を尽くすも伽耶との約束を覆すことは出来ず、瑛里華は屋敷の中で残りの一生を過ごすことになる。


「でも、わたし幸せだったわ。この3年間、人として生きることが出来たんだもの」
「この先ずっと・・・あなたがこの世界からいなくなった後でさえ、あなたの事を思って眠り続けるの」
「・・・うん、それって、すごく幸せ」

っと、こんな感じ。・・・ん、月姫か!!

血を吸うパターンでいえば、吸血の味を覚えてしまった瑛里華が自身の吸血衝動に飲み込まれてしまうか、それを克服するかでストーリーが分岐するのかな。・・・って、また月姫か!ってなりそうなシナリオしか思いつかないぞ・・・。秋葉様!!