真・恋姫†無双〜乙女大乱〜 総感

次から次へと、女の子何人出てくるんだ!と思ったこの作品も、とうとうシリーズ完結かあ。考えてみれば、合計3クールも続いたことが不思議なくらいのライトな萌え作品だったのだけど、これはこれで需要があったんだろうなあ・・・。もちろん、自分自身も何だかんだ言って最後まで見続けたわけで、単なるエロバカだけではない魅力があったことも確かなのでしょう。

3期目ということで、キャラクターのエキセントリックさも段々レベルアップしてきましたね。2期の感想でも「前作以上にファンタジーなキャラがたくさん出てきた」などと言っていたけど、今シーズンはそれ以上に三国志離れしたキャラが出てきてビックリしたなー。南蛮の孟獲とか・・・。

3クールという期間を考えてもキャラクター多すぎだろ!というお話を、ゴチャゴチャさせることなく、かつキャラクターの魅力を引き出すというのは想像しただけでも難しそう。それを毎回キッチリまとめてくれるシリーズ構成の巧みさはこの作品の最大の見どころだったかな。6話の感想でも言ってるけど、自分が疎いエロゲー声優の、しかもアニメでの演技が聞けるという部分も貴重な見どころでした。

とはいえ、お話の盛り上がりとしては1期がピークだと思ってて、それ以降は割とライトなノリのエピソードが多かったかな。かわいい女の子がたくさん出てきて、ライトなバカネタはすごく楽しくて、見やすい作品ではあったのだけど・・・。さすがにキャラクター出しすぎでお話の筋が厳しくなってきたのは否定できないかも。それでもやっぱり、この作品の独特なノリと美少女の魅力で強引に押し切る勢い、それでいてキャラクター同士の想い合う心がちゃんと見えてくるエピソードたちは見ていて楽しかったです。すごく好きな作品だったので、終わってしまうのはやっぱり寂しいですね。