しゅごキャラ!パーティー! 総感

しゅごキャラ」シリーズ自体のお話は「どきっ」で終わっていたので、本シリーズは豪華な後日談、またはエピローグ的な位置づけだったかな。

しゅごキャラ! & しゅごキャラ!!どきっ 総感 - エネルギー吸収と発散

大幅なスタッフ入れ替えと構成変更、柊りっか&ひかるという新キャラクターの投入と、かなり子供向けを意識した変更をしていて、どうなることかと心配だった・・・というか、視聴前は正直言って「しゅごキャラは終わった」と思ってさえいました。

しかし実際に始まってみれば、1パートという短い時間をうまく使ったテンポのいいストーリーや、初期シリーズの頃に戻ったかのようなギャグの勢い、キャラなりに頼らないエピソードなどなど、すごく楽しいシリーズだったと思います。視聴前は完全に蛇足と思えた「ぷっちぷち」の方も、話によっては本編を食ってしまうほどのインパクトと面白さがあって楽しかった。「しゅごボンバー」と「だだしこ」は歴史に残るぞ・・・(笑)

「どきっ」終了後から、最終回の「あむ達の卒業」に至るまでのエピローグ的な位置づけもあって、メインキャラクターの成長という意味ではあまり変化がなかったかな。「先輩」としてがんばるあむちーという視点よりも、りっか自身の視点でお話が進んでいた印象。だからこそ、最終回で一旦あむちーにお話を返してから、りっかに引継ぎをするという物語の締め方はすごくまとまっていたなあ。

・・・キレイにまとまり過ぎて、続編の余地が全く無いのは寂しいところではあるのだけどね・・・。2007年10月の初回から、ずっと生活を共にしてきた作品であり、伊藤かな恵豊崎愛生を初めて認識した作品でもある。思い入れが大きい分、終わってしまった喪失感も大きい。この辛さだけは何度味わっても慣れることができないね・・・。

終わるのは悲しいけど、長い間しゅごキャラと過ごした日々は本当に楽しかったです。ありがとうございました!