バカとテストと召喚獣 第01話「バカとクラスと召喚戦争」

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珍しく3巻までは原作既読なのですよ!原作厨の立場からアニメを語るのは久しぶり・・・なんて思ってたら、原作1巻の話が1話で終わっちゃった上にラストの引きが原作と違ってて俺涙目。

まあ、それはそれとして・・・。原作既読で、しかも結構面白いと思って読んだ人にとっては消化不良な部分もありましたね。たぶん、ラノベのアニメ化には常について回る話だと思うんだけど、原作の話を大幅にはしょってアニメのエピソードにまとめるから、どうしても設定の紹介に終始してキャラクターの掘り下げが薄くなってしまう。特に、秀吉の微妙な立ち位置が初見の視聴者に伝わったかどうか・・・・・・。

とはいえ、初回のキャッチーさを重要視するなら召喚獣の戦闘シーンは絶対入れておきたいし、ラノベみたいに毎回山場が必要ってわけでもないから、今回はこのくらいのライトさでOKなのかな。明久をフリに使って姫路さんの圧倒的能力を見せつける、という落とし所もうまく考えてるなーと。

アニメ化に当たって一番楽しみだった召喚獣の戦闘シーン。2頭身キャラのかわいさを見せつつも、派手なバトルも見せたいという両立が難しいところですが、RPGチックな見せ方は面白かったですね。このフォーマットで今後も戦闘していくのか、それともこれを「お約束」としつつ破る形に持っていくのか。個人的には、RPG風の画面を定着させておいて「え、これってRPGみたいに数値で強さが決まるって話じゃないの?」的なサプライズがあったりすると嬉しいな。

あとは声。原田ひとみさん、ちゃんと声を聞いたのは初めてなのですが、声が不安定すぎる・・・。1話の端折りっぷりでは仕方ない部分もあるのだけど、姫路さんの役作りとかちゃんとしてるのかなあ・・・というのも若干心配になるほど不安定な感じ。声質自体は悪くないと思うので、あとは慣れなのでしょうか・・・?水橋かおりはさすがにうまい。ここ数年は色んなキャラを演じているけど、水橋さんのツンデレキャラってのは自分の中で原点的なものがあるからなー。やはり特別。加藤英美里は・・・別に無理して男声を作らなくてもよかったんじゃないかな。もしかしたら秀吉ファンからは非難轟々かもしれないけど、難しい役だってのは重々承知なので責める気にはなれないです。

と、そんなかんじ。次回は、いきなり最終ボスとも言えるAクラスとの対戦のようですが、サブタイから察するに直接戦う話はもっと先なのかな・・・?何にしても、次回からは少しずつキャラクターの魅力も引き出されてくると思うので、期待しつつ見ていきたいです。

そもそも原作にはE組と戦う話がなかった!でも、ちょいちょい原作のエピソードをつまんでる感じなので、今後はどういう構成にしていくんでしょうね?