ファイト一発!充電ちゃん!! 第11話「要警戒!放電ちゃん!」

放電ちゃん・ロナと接触した影響で、閃登も警戒深度Bになってしまった!という話。

初めて仕事をほめられたぷらぐがかわいすぎる・・・。俺でよければいつだって最大級の賛美を贈るんだけどなあ。単位電力あたりの充電効果、つまり充電の「質」という点を考えるとぷらぐはダントツなわけでしょ?大体、この手の仕事の評価指標が単純な件数ってのがおかしいわけで。充電ちゃんの仕事が人間に元気を与えることならば、真に評価すべきは件数ではなくお客様の満足度でしょう。ただまあ、最低限の件数をこなさなきゃいけないってのも分かるから、その辺は難しいところなのですが。

それはさておき。そんな話でぷらぐを持ち上げつつ、自分が褒められたのは閃登のおかげだ・・・というところで、閃登が要充電対象者になってしまうという落とし方はうまいなあ。うまいだけに、辛い話になってしまいますね・・・。要充電対象者になったというだけでなく、触れることすらできなくなるという距離の断絶が何とも切ないです。

そして、ロナ。人間のことを「オモチャ」と言うように、子供ゆえの無邪気な残酷性を取り上げるのかなーなんて思ってたのですが、充電ちゃんの孤独・・・いや違うな、ライフ・コアとパラレルとの決定的な断絶が背景にあるというのは面白い。ロナが人間の元気を奪うのも、自分の存在に気づいてくれないパラレルに干渉できる唯一の方法だからなんだよね。そんなロナの孤独に気付いてあげられる人がいればいいんだけど。

閃登をあんな目に合わされても、ロナの内面にいち早く気づいたぷらぐはさすがだよなあ・・・。この子は、人間のそういった心の弱さを感じ取るのがすごくうまい。そして同時に、その人が何を求めているのか、どうしたら弱った心を救えるのかに気づくのもうまい。技術と言うだけでなく、たぶん人間そのものが好きだからなのでしょう。もしかしてそれは、ぷらぐが充電ちゃんになった理由、仕事にそこまでこだわる理由にも関係してたりするのかな?なんてことも思ってしまいます。ベタな予想としては、例えば以前パラレルの人間に救われたことがあった・・・みたいな。


ところで。この話のラストは、何かの拍子にぷらぐのことを思い出して、気持ちが上向きになった閃登にアレスタが充電!みたいな展開になればいいなあ。そんな話になったら泣いちゃうかもしれない。ぷらぐが閃登とラブラブ!みたいになっちゃうのが悔しいのだけど・・・。でも、俺はいいんだ、ぷらぐが幸せなら!