鋼殻のレギオス 総感

うーん。文句を書こうと思ってたのに、最終回できれいにまとめられちゃあ何も言えないじゃないか。

全体的にはラノベアニメの悪い例みたいに、難解な設定が説明不足のままお話だけが先行しがちな作品ではありました。英語シーンは結局何だかよく分からないままだったし。でも、それを補って余りある魅力があったことも事実。でなきゃ2クールもお付き合いしませんよ。

この作品の魅力は、やっぱりキャラクターでしょう。原作があるだけに、なんだか使い捨てなキャラクターも多かったのですが、メインヒロインたちはどの子も魅力的で、シリアスからギャグまでこなしてしまう懐の広さを見せてくれました。「俳協の二人*1に責められる」と言われるほどレイフォンが理不尽にモテモテなのも、ギャルゲー的で楽しかったです。

隊長として気を張りながら、純粋でかわいいところもあったりするニーナ、シリアスな物語の中で清涼剤になってくれた3人娘、そして何といってもフェリ先輩!感情の起伏が少ないと言われる念威繰者なのに、作品中で最も感情表現が多く、幼い印象を受ける子でしたね。シャンテと同レベルでケンカしてるし・・・。他人のために動こうとしなかったフェリが、最終回でレイフォンに仲間の大切さを説くとは・・・。もしかしたら、主人公のレイフォンよりも作品内で成長したキャラクターなのかもしれません。

あとは・・・実はEDも結構楽しみでした。時々声優さんが歌うバージョンがあったりして、今回は誰が歌うんだろ?とかワクワク感がありましたね。特に、16話のfeaturing大亀あすかバージョンが好きでした。後編になってからは、なかなかそういう機会が少なくなってきたのは残念だったなあ。


レギオスという汚れたこの世界で、あなたに出会えたことはひとつの奇跡。そんな奇跡を守るために、これからも戦いは続いていく。


・・・と、ポエミーに締めてみる*2。楽しい作品をありがとうございました。

*1:現在は俳協じゃないんだけどね、二人とも・・・

*2:だから恥ずかしいんだって