バスカッシュ! 第13話「シーユー・オン・ザ・ムーン」
ビッグフットが奏でる月の旋律。それはダンがココのためだけでなく、自分自身のためにも月へ行こうとする夢が生まれた瞬間でした。
自分の中では9話と対を成すエピソードだと思ってて、9話が光なら今回は影。華やかなアイドルグループ・エクリップスの裏にある残酷な事実。勝つために作られ、勝つことに意味を持たなかったルージュが初めて抱いた「勝ちたい」という純粋な思い。そして両方のエピソードに共通するのは、人の思いを繋ぐBFBと歌。
豪華絢爛で煌びやかな光は人を熱く興奮させるけど、暗闇の中にたったひとつ輝く小さな光もまた、人を感動させるのですね。
「この前はあたし、ちょっぴりズルしちゃったから、今度は正々堂々と勝負してみせるからね」
「ズル」とは9話で歌を代わってもらったことなのかなあ・・・と思ってたけど、そうではなかった。強化を受けることが前提になっている体は、薬なしでは耐えられないようになっていた。そこまでして「正々堂々」にこだわるルージュは、やっぱり勝つこと自体が目的じゃなくて「ほんとの自分」でダンとぶつかりたいってことなのでしょう。
「わたしは絶対許さない」
「いい?今度からはちゃんと相談しなさい!知らなきゃ何も協力できないでしょ?・・・ほんとバカなんだから」
「そうよルージュ。わたしたち、チームメイトでしょ」
ルージュに課せられた運命がどれほど重いものかは分からないけど、唯一救いがあるとすれば、いい仲間に恵まれたことだよね。この子たちのお互いを思う気持ちがあるかぎり、きっと最後は幸せになれると信じてる。
- 今回は戸松遥バージョンのOP。ということは、中島愛だけショートバージョン・・・!!
- 最近は修理屋さんみたいになって、いらない子になりつつあるミユキの逆襲が始まるか・・・?
- 名前ネタ好きとしては、ダンがルージュの名前を初めて呼んだシーンが印象的だったなあ。
追記
今回はほんと感動した。「Running on」でEDに繋がる流れもよかったなあ。エクリップスがメインストーリーに出てきてからは感動しっぱなしだよ。アニメを楽しむコツは、いかにして「素直に乗るか」だと思います。
TVアニメーション「バスカッシュ!」挿入曲 Running on
- アーティスト: エクリップス(戸松遥、中島愛、早見沙織)
- 出版社/メーカー: PONYCANYON INC.(PC)(M)
- 発売日: 2009/06/17
- メディア: CD
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