バスカッシュ! 第09話「アイドル・アタック!」

「おねがい、一緒に歌って!あたしたち、必ず勝つから!!」

アイドルソングとBFBの素晴らしい融合!まさか、マクロスFに感じていた決定的な物足りなさ*1をこのアニメで満たしてもらえるとは思わなかった。俺が見たかった「新しいマクロス」は、まさにこういうモノだったんだよ!!

シトロンがアイスマンにお熱なの、とかセルフパロディー的なサービスを差し引いても今回は楽しかった。エクリップスが歌いながらバスカッシュをやるシーンだけでメチャメチャ嬉しかったのに、加えて全員で歌うところまで行くとは思わなかった・・・。「歌いながらバスカッシュ」すら想像してなかったのに、さらに終盤でダメ押しの盛り上がりを見せてくれるんだもんなあ。

もしも3話目くらいにこのエピソードがあったとしても、ここまで盛り上がれなかったかもしれない。主要キャラクターを把握して、「バスカッシュ」の気持ちよさも理解してエクリップスのキャスティングに胸を躍らせて・・・とここまで準備が整ってこそ楽しさもひとしおだったのでしょう。まさに空腹は最上のスパイスですよ。

散々待ちわびていたエクリップスのお当番回。その期待に120%で答えてくれた最高のエピソードでした。保存して、事あるごとに見よう。

追記・・・というかルージュたん・・・というか戸松遥について

今回のエピソードは、正直言ってどんなに脚本や演出や作画がダメでもネタだけで楽しめる自信があったんだけど、ここまで面白いとはなあ。ローリングタウン編が終わってから俄然面白くなってきた。今までの感想見てる方は分かると思うけど、俺あんまり好きじゃないのよ、佐藤竜雄。ファンの方には申し訳ないです。

そんな話はともかく。今回はルージュの活躍ぶりがよかったですね。てっきりこの子がリーダーだと思ってたら、リーダーはシトロンだったのは少し驚いた。

実は最近、自分の中で「戸松遥を再評価しよう」という動きがありまして。色んな作品に出て演技の幅を広げるのもいいけど、まともに演技もできないうちからやっちゃあ役者を潰すだけだよ・・・なんて心配していた2008年の乱造ぶりも少々落ち着いたところで*2、改めて魅力を再認識してみようかと。

で、ルージュですが。気が強くて、元気っ子で、小悪魔的で、それでいてどこかピュアさを感じさせて・・・というルージュのキャラクターは戸松遥の魅力をよく引き出してましたね*3。ダンの野郎がうらやましすぎる!単なるツンツン女かと思ってたルージュが色々な表情を見せてくれたという点でも今回のエピソードは楽しかったです。

あとは演技力さえあれば・・・。(笑)

*1:詳細はこの辺の感想で → http://d.hatena.ne.jp/kkobayashi/20080928/p3

*2:よく考えてみたら、大して落ち着いてないな

*3:主語と目的語は逆ではありません、念のため