喰霊-零- 第06話「美敵」

ホラー色が強くなってきましたね。

人間が悪霊になった「カテゴリーD」が増えてきた背景と、「優しくていい子に育ちすぎた」という神楽の性格から、こういう展開を予想してたとは言え・・・重いよなあ。

名前からしてそうなんだけど、おそらく黄泉と神楽は対になる存在として描かれてると思うんだよね。だとすれば、いい子ちゃんに育った神楽と対になる黄泉は・・・おそらく生粋の退魔師として育てられたのではないでしょうか。神楽を引き取ったのも、「いいお姉さん」としてふるまったのも、自分が得られなかったものの代償行為だったのかも知れません。
うーん、「代償行為」はちょっと言葉が悪いな。神楽に「普通の女の子」としての幸せを与えることで、自分も救われたかったとも思えてくるのです。もちろん、神楽への無償の愛情を前提として。でも・・・そうだとすれば、そんな黄泉の愛情が神楽を苦しめる結果となったわけで。何とも皮肉なことです。

  • 冥姉さま、カッコイイ・・・。蝶を操る謎の少年が出てきていますが、これが初回に出てきた蝶のイメージなんだろうか・・・?
  • 山彦との戦闘シーン、いいなあ。舞蹴拾弐號を使ってジャンプするギミックとか、山彦の効果で声が反響する演出とか、神楽と黄泉がグルグル回って敵を切るところとか。「見せ場」を強く意識した、殺陣のような面白さがありました。