マインドマップでアニメ感想を書いてみる

アニメ感想サイトの皆様はもちろん、そうでない皆様も「あー感想書かなきゃ。でも何書けばいいんだろ?」と思ったことが一度はあるでしょう。私はあります。
そんなときに使えるかもしれない、マインドマップを紹介してみようと思います。

動機とか

「ちゃんと感想を書こう」と思ったときの自分のやり方としては、頭の中で色んなことをモヤモヤと考えながら整理していって、最終的にテキストへ書き出すということをしています。その過程がマインドマップっぽいなーと昔から思っていて、その手法を意識的に使ってみるとどうなるか?というのを試してみました。

以前感想書いてるところを動画でキャプチャーしたことがあったけど(アニメ感想サイトのつくりかた - エネルギー吸収と発散)、今回は脳みそから直接テキストへアウトプットするのではなく、その中間的な内部データを見せてみる、という点でも面白いかも。

また、以前はてなで少し話題になってた「読書感想文の書き方」に対する、1アニメ感想サイトとしての答えでもあります。

マインドマップとは?

前置きはともかく。

マインドマップとは、簡単に言えば「考えをまとめるためのノート作り」の方法らしいです。詳しい説明は以下のサイトに記載されています。

正式なマインドマップには12の決まりがあるようですが、特に原理主義にはこだわらずエッセンスだけをいただきましょう。つまり

  1. 中心となる考えを決める
  2. そこから連想される要素をツリー状に書き出す
  3. 上のそれぞれについて、同じ操作を繰り返す
  4. 気が済んだところで止める

といった感じでまとめていきます。

使ってみる

早速使ってみます。マインドマップ作成には、Freemindというフリーウェアを使いました。紙に手書きする方法や、オンラインのWebアプリもありますが・・・ローカルPCで使うのが一番使い勝手がよい気がします。

0. 感想の対象を決める

何でもいいですが。とりあえず今回はとらドラ!第6話の感想を書いてみることにしました。
対象を決めた後は、前述の通りに4つのステップでマインドマップを作っていきましょう。

1. 中心となる考えを決める

簡単そうにみえて、実はここで感想の80%が決まってしまうほど重要なステップ。今後は、ここで決めたキーワードを基点として進んでいくので、よく考えて決めたいところです。また、ここで核となるキーワードを決めてしまえば、この先何を書いても感想の軸がぶれることはありません。
一番印象に残ったシーン、台詞、キャラクター。もう少し視点を上げて、脚本や作画。さらに上げて、シリーズ全体を俯瞰した場合の本エピソードの役割。もっと上げて、アニメ業界における本作品の役割、アニメファンや特定のコミュニティにおける本作品の役割。色々な視点から、対象を語るに最もふさわしいキーワードを選びます。

それを踏まえて今回、とらドラ!第6話の感想を書くにあたって選んだキーワードはこちら!


かわしまあみ_startup


・・・何か問題でも?(笑)

2. そこから連想される要素をツリー状に書き出す 〜以降

あとはひたすら連想ゲームです。どのくらい掘り下げるか?というのは気分次第ですが、例えば「最低5段階は掘り下げる!」とか目標を決めたりするのもいいかもしれませんね。疲れそうなので私はやりませんが。

ある程度掘り下げていって、こんな感じになりました。

かわしまあみ

今まで明示的に「マインドマップ」という作業をしたことがなかったのですが、やってみると案外面白いですね。

マインドマップからテキストへ

マインドマップは単なるメモなので、これを元に「感想」としてテキストへ書き出していきます。この辺の正しい手順はよく分かりませんが・・・グルーピングと優先順位付けができていれば、自然と一つの流れができてくる、と思います。多分。

最終的に、できた感想はこんな感じ。

自分で言うのも何ですが、マインドマップと実際の感想は結構印象違うような気がしますね。テキストには自分の感情が乗ってくるので、その辺りで印象が変わってくるのかもしれません。

おまけ マインドマップ作成のツールについて

今回、マインドマップを作成するにあたって、何を使おうかと色々考えたのですが。結論としては「ローカルPCで書くのが一番」ということに落ち着きました。

1. オンライン(Webアプリ)

マインドマップフリーソフトを7つまとめて比較 - WEBマーケティング ブログ を参考に試してみました。さすがにWebとの親和性の高さは魅力的なのですが、日本語フォントの取り扱いがイマイチなのと、Javascript+Flashの宿命なのか動作がもたつくので、感性を阻害しない(笑)インターフェイスとしてはちょっとキビシイかな。

メリット

  • オンラインなのでブラウザーだけあれば使える
  • 共有しやすい
  • blogとの親和性が高い

デメリット

  • 日本語フォントが汚い、使えない
  • やや重い
2. 紙やペンタブレットで手書き

初めは手書きが一番楽だろう・・・と思って書き始めたのですが、思いのほかめんどくさい!手書きよりキーボードの方がずっと速いし。

メリット

  • 自由

デメリット

  • 書くのがめんどくさい!漢字とか。
  • レイアウト変更(項目数が増えたときとか)がめんどくさい
  • とにかくめんどくさい
  • 大きな紙が必要
  • ペンタブレットだと作業領域が狭すぎる
3. ローカルPC

消去法的ですが、大きな不満もなく。やはりローカルPCで作業するのが今回の目的には合っているようです。

メリット

  • 動作が軽快
  • 好きなフォントが使える

デメリット

  • 複数人で共有が難しい