ARIA The ORIGINATION 総感

うむー。書きたいことは本編の感想に書いてしまったので、あまりまとめることもないのだけど。
今までのシリーズが、全て「変わらない日常」や「初めから完成された灯里」の存在をベースにしていて、その「変わらないセカイ」を受け入れるのにずいぶん苦労した記憶があったっけ。それに対して今シリーズは、明確に「灯里たちの成長」や「変わっていくセカイ」をテーマにしていて驚いた。ただ、ARIAとしては珍しいけど、普通のアニメとしては普通のテーマなので(?)むしろ取っつきやすいかもしれませんね。
初めから完成されており、決して成長しない、シンボル化されたセカイとさえ思っていた灯里が、これほど人間くさい表情を見せるのにも驚いた。いつもの曖昧なアルカイック・スマイルではなく、笑ったり、泣いたり、落ち込んだり・・・・・・。なんだ、灯里、人間だったんだ。人格を持った、一人の女の子だったんだ。AQUAが好きで、アリシアさんが好きで、友達が好きで・・・そんな、普通の女の子だったんだよね。
異色とも思える今シリーズ。一つの可能性・・・というか、未来予想図として考えてみるのもいいかもしれません。