破天荒遊戯 総感

いやー。初回から最終回までぶっ飛ばしましたねえ。お話のディテールも、キャラクターの謎も、全部ラゼルの勢いでぶっちぎる構成。そんな勢い、俺は大好きだ。
どんなにお話が狂ってても、強引でも、投げっぱなしでも、主人公のラゼルちゃんの芯さえぶれていなければ大丈夫。多分スタッフもそれが分かってて、毎回ラゼルの魅力を引き出すことだけは手を抜かなかったのかな。ただ強引に突き進むだけじゃなくて、時には落ち込んだり、泣いたりしながら、それでも前に進もうとするラゼルの強さは見ていてすごく・・・なんだろ、勇気付けられるというか、とにかく気持ちよかった。毎回変わる衣装もキュートですね!
10話という短い話を逆手にとって、作品全体が壊れるかどうかのギリギリのレベルまで極端にチューニングされた、ある意味実験作に近いアニメだったのかも。