DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 第10話「純白のドレスは少女の夢と血に染まる… 後編」

ふむう。「アリスは束縛から逃れたいんじゃなくて、別の依存先を探していた」と。じゃあどうして父の依存から抜け出そうと思ったのか、というのが重要なポイントであるように思えます。父親なんて関係ない、という未咲の台詞は、アリスを父親とは無関係な一人の人間として認めるものだったんだけど、アリスは父親から切り離されても別の存在に依存することでしか生きていけなかった、ということ?麻薬っぽいハチはあまりにも直接的すぎる暗喩で、ちょっと底の浅さが見えてしまったような。
このアニメの楽しさはお話を読むことじゃなくて、中間の未咲さんと李くんのやり取りを楽しむとか、過去の未咲さんに萌えるとか、そういうキャラクターの魅力にあるんだよなあ。作品の志向するところと実際の見所がここまで違うというのも面白いです。