クレイモア 第06話「テレサとクレア」

「抱きしめられていたのは、わたしの方だ」

開始5分で泣かされてしまった・・・。
クレアを助けたように見えて、助けられたのは自分だったことに気づいたテレサ。クレアがしゃべれるようになって初めて明かされた逆転構造がすごすぎる。喋れるようになったクレアが自分の口から語るテレサへの思い、そしてテレサのクレアへの思いが今回も熱すぎて涙が止まりませんよ・・・。
テレサが人間らしい心を取り戻すことが彼女自身の存在を脅かすようになったのは悲しい皮肉。前の感想で「人間の心が妖魔を抑えるのなら、積極的に人間らしい行動をしたほうがいいのでは」と思っていたけど、人間らしい心を持つと今度は人間の心が暴走してしまうということなのね・・・。妖魔を狩ることしか許されないクレイモアは、人としても妖魔としても生きられないのか。だったらどうしてクレイモアなんかになるのだろう、と思えてなりません。
自分の死すら無頓着なはずのクレイモアが生を望む。それは美しいことではあるんだけど、同時に許されないことでもあるんだよね・・・。