がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 第08話「たたかえ聖桜生徒会!」

感想サイト以外でも話題らしいこのアニメですが、個人的には芽生ちゃんのキャラクターが固まった辺り(具体的には5話の時点)で完全燃焼してしまった感じ。なので特に言いたいことはないかな・・・。でもその分ボーっと見てても楽しめるようになってきたので、そういう意味ではよかったのかも。
学園祭を復活させようと奮闘する学美。「よろしい、ならば学園祭だ」と言わんばかりの大演説を披露する学美ちゃんと、周りの生徒達の温度差。選択肢が格段に増えたこの時代、敢えて学園祭を行う意味は一体何か?という難しい命題に取り組む学美。本来そういう意味っていうのは大人になって初めて知ることができるのですが、転校の多かった学美は仲間と一緒に一つのことを成し遂げる価値を誰よりもよく知っていたのかもしれないですね。
愛洸学園理事長のキャラは微妙だよなあ・・・無駄なキャラ付けに見えなくもないけど、シリアスさを除くのには必要なのかしら。

追記

まなびの演説はパロディーだとしか思わなかったのですが、一般生徒との温度差は「チェック男子」の話を思い出した*1。生徒会室をカフェ風にしたりすると、物珍しさで最初のうちは寄ってくるけど、深く入り込むわけでもなく単に楽しそうなものの一つにすぎないと・・・。それを象徴するのが初日だけ盛況な署名シーンだったりするわけで、正直あの描写には薄ら寒いものを感じました。

そう考えると、理事長の抜けたキャラや絵に描いたような三流悪役ぶりもわざとやってるんじゃないかという気がする。理事長たちは物語を進めるための便宜上の悪役で、学美たちが真に立ち向かうべきはやる気のない生徒諸君ではないでしょうか。理事長に隙を作ったのは、もっと大きい敵がいるってことを強調するためなのですよ。

・・・って、「特に言いたいことはない」とか書いておきながらダラダラと語ってるな俺は。

*1:篠房六郎の回想が自分の高校時代と全く同じでイタタタタ(笑)