パンプキン・シザーズ 第13話「粗野にして美味」

うわー、これは面白い!久々にきたなあ。

いやー、まさかこのアニメでこんな萌えエピソードを見ることになるとは思わなかった!「お忍びのオテンバ*1お姫様」なんて超定番ネタだけど、超定番だけに一定以上の水準で作ればまず外さないんだなっていうのを改めて思い知らされました。セッティエームのキャストに釘宮理恵じゃなくて斎藤千和を選んだスタッフのセンスに脱帽。はうはう。

マーチスは・・・どうでもいいや(笑)

  • ホットドッグを食べたいのに、誰かの毒見がないと食べられなくなってしまってるのには泣いた。
  • 暴漢に襲われたあと、寸止めさせといて最後にキス持ってくるとは。やられた!

追記

それにしても。せっかくこんなにいいネタなんだから、もう少しお話を練ってほしかった・・・。「人の弱み」よりも「人の善意」がより多くの力を持つっていうテーマはよかったんだけど、そこに至る流れが大雑把過ぎる。セッティエーム姫が人の弱みに付け込まざるを得なかった背景も出てきたし、マーチスの無償の善意を「自分を助ける」というわかりやすい形で示してもあったんだけど、そういう単純なことではないんじゃないか?ただ助けてくれたっていうだけじゃなくて、マーチスと一日過ごす中で少しずつ何かを見つけていかなくてはいけなかったのでは。何よりマーチスがセッティエームを助けるにあたって、マーチスなりの理由が聞きたかった。あれじゃ単に「女の子が暴漢に襲われてるから助けた」以上の意味がないような・・・って実際そのとおりなんだろうけどさ。

・・・って思い出してみれば、ホットドッグ屋の情報を聞き出すところなんかは善意によって助けられた例だったっけ。一応いろんな伏線を張ってはいるんだけど。

ダラダラと語ってしまったけど、結局のところホットドッグ屋でセッティエームが逆切れして逃げ出すところの流れが釈然としないだけだったようです。好意でやったことが逆にマーチスを怒らせてしまって・・・という流れなんだから、そこで「弱みに付け込まざるを得なかった」という話はおかしいような。
そこはさー、普通に「おまえのために言ってやったのに!」と怒らせておいて、最後に「誰かを不幸にして得た幸せなんて偽物なんだよ」みたいなクサイ台詞をマーチスに言わせてほしかった!んでセッティエームがキュンキュンするの。想像するだけで萌える!

*1:今でいうならツンデレですけどね