ARIA The NATURAL 第26話「その 白いやさしい街から…」

雨だの雪だのでよく休む会社だな。一年の半分は休んでるんじゃないのか?これだけ休んでも経営が成り立ってるとは。やっぱりアリシアさんが裏で殺し屋でもして稼いでるんじゃないだろうか。

・・・って最終回なのにそんなことしか書けないのか俺は。気を取り直して。

AQUAの半分はやさしさでできています。

真っ白な雪玉は、真っ白なネオ・ヴェネツィアの人々の善意。人々の真っ白な善意が集まり、雪玉と言う形を取って現れる。それはでっかいAQUAの奇跡。

24話で言われるように、奇麗事だけではプリマになれない。それを知りつつも「きれいな大人になりたい」というアリシアさんと、人のきれいな部分しか見えない灯里。似ているようで対照的なこの二人は、やはり出会うべくして出会ったのでしょう。「ありがとうございます。(中略)わたしと出会ってくれて」「こちらこそ」という台詞も二人の絆を象徴するかのようでした。

「恥ずかしい感想禁止」って書こうと思ったけど、俺の感想は普段からポエミーなので、意図的に恥ずかしい感想を書いたところでそれほど違和感はなかったりするのでした。

  • アリシアさんがくれたカイロも深読みしたかったんだけど*1、無粋かと思って止めておきます。
  • 重いっつってんだから降りろよデブ猫。
  • 最後に牧野由依が。

総感

うーん。前の感想とか読み返してみたのですが、やっぱり思い入れがあるみたいです。最初はなんでこんなアニメが面白いのか全然わかんなくて、なんとかARIAを自分なりに解釈しようと色々と考察を繰り返してきたのですが、段々と考察すること自体が楽しくなってきて。気づいたらすっかりAQUA世界に入り込んでしまったのでした。

話数の都合からかAQUA世界を描くのを中心とした1期に対して、キャラクターの掘り下げもされてきた2期は名エピソードも多くて、この世界がもう終わってしまうのかと思うと寂しいですね・・・。

*1:カイロに頼らなければならなかった灯里が、人々の優しさで温まることがアリシアさんから自立して一人前になろうとする象徴とか何とか