ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第24話「跳べファイン!☆汗と涙のプリバウアー」

プリバウアーって。なんか前にも見たことあるような話ですな。

お話自体は単純なお話で、よくある「ダンスを楽しむ心が大切」っていうベタなお話だなーと思ってたんだけど、ラストの展開がものすごかった。

いくらダンスを楽しめたからって素人のファインが優勝できるわけはないし、それだったら事前に気づくんじゃなくて、大会本番の演技中にダンスの楽しさに気づいて、結果は優勝できなかったけどダンスを楽しむ心を取り戻せてよかった・・・っていう話のほうがよかったなー。でも子供向けだからな、やっぱり友情・努力・勝利だろうからこのくらいのご都合主義は許容するべきか・・・

とか思ってたのに、大会シーンを出さないっていう構成はすごい。バッドエンドを回避しつつも、大人の鑑賞に堪えうるリアリティーをギリギリのレベルで残す脚本の妙。ふたご姫にとって、優勝っていう結果はどうでもいいんだよね。そこに至る過程として、みんなが幸せになれたかどうかが重要なのであって。ラストの作り方一つでベタな話がここまで印象を変えるとは、すごいよなあ。

追記

このリアリティは19話に通じるものがあるな・・・と思って脚本チェックしたら、やっぱり福嶋幸典さんですか。うううーん。

追記2

って、大会は次回やるのかよ。俺の感動を返せ!