桜蘭高校ホスト部 第20話「双子があけた扉」

「もしかしたら、あんたらを本当で見分ける奴なんて、一生現れないかもね」

・・・いや、声でわかるだろ!

自分たちを見分けて欲しいと思いながら、見分けられそうになると遠ざけてしまう。別々に存在したいと思いながらも同一の存在であろうとする。そんな矛盾した、常陸院のふたご。

自分達を見分けて欲しい。でも見分けられなかったらどうしよう。それならいっそ、二人そっくりに扮して誰にも見分けられない方がいい。誰にも見分けられないのなら、大切な人に見分けられなくても仕方ない。そもそも、大切な人を作らなければ傷つくこともない・・・

ああ甘酸っぱい思春期の葛藤!って俺はオヤジか!

それはそうと。今まで双子に近づいてきた子ってみんな、光と馨を別々の存在として扱おうとしてたけど*1、環は見分けられない自分を認めつつ、双子を双子のまま扱っていたのが地味に驚き。「ずっとこれからも二人きりの世界にいたら、永遠にお前達を見分けられる人たちに出会えない」というのは説得力あるよなあ。

  • それにしても、このアニメの女の子はかわいすぎる!
  • 「殿」のあだなの由来が明らかに!確かに殿口調かも。それにしてもバカ殿の絵はひどい・・・

*1:唯一正解を出せたハルヒすら例外ではなく