Fate/stay night 第24話「全て遠き理想郷」

「アヴァロンはあるよ」
「ここにあるよ」

というわけで、Fateもついに終了。原作に忠実なセイバールートでした。分かってはいても、セイバーと士郎の別れのシーンは胸に込みあげるものが・・・。

しかしあれだな、能登麻美子がこんなところで出てくるとは・・・。俺の感動をちょっと返してください。

総感

一般的な評判は今ひとつだった感のあるFateですが、俺はかなり楽しめました。アニメ単品で見れば説明不足な点が多かったかもしれないけど、原作ファンとしてはゲームの名シーンを忠実にアニメ化してくれただけでも感動がよみがえります。絵の質は終始高レベルで、戦闘シーンも原作に配慮したのか止め絵が多かったけど、けれんみあふれる演出は楽しかった。なによりUnlimited Blade WorksFateアニメで一番期待していただけに、14話のアーチャーには全身の鳥肌が止まりませんでした。

セイバールートですら2クールに収まらないというのはびっくり。話の流れを単純に17分割・・・じゃなくて24分割することはできるけど、やっぱり文脈や間が必要だったのかも。原作では冗長なまでのテキストと士郎のモノローグで補っていたんだけど、アニメではイベントをポンポン置いてくだけなので、「士郎何やってんだよwww」みたいな感じに見えてしまったのかな。遊びの回もほとんどなかったし、全力でイベントをこなさなければいけなかったのは惜しいところ。もう少しエピソードをバッサリ削って、本当に見せたいところだけを見せるようにした方がよかったのかもしれないですね。