ザ・サード 〜蒼い瞳の少女〜 第05話「蒼い天宙眼」

「ミリィには、ほのちゃんしかいないんだから!!」

この台詞は反則。「ミリィに嫌われたかも」という火乃香の気持ちを表現する道具としてのザ・サードの説明は、説明臭さを消すと同時に、人間とは違う火乃香を表現するという高等テクニック。説明を増やせば増やすほど、ラストの台詞が盛り上がるなんてずるいよなあ・・・。

スタッフもここが見せどころだと分かってらっしゃるようで、このシーンのミリィの作画はちょっと神がかったかわいさ。これは一瞬でミリィに惚れてもおかしくない、恐ろしい破壊力でした。

しかしまあ、そんな感動シーンも無粋なナレーションで台無しにされてしまうわけですが。