マジカノ 第13話「最終回ってマジですか」
ほえー・・・こういう終わり方なんだ。
終わってまた始まる物語。それなんてD.C.?といいたくなるような、エロゲーのバッドエンドのような最終回。「それでは春生を本当に救ったとは言えないわ!」みたいな台詞で真のエンディングを見せることもできたはずなんだけど・・・。原作が未完だから、という事なのかな。
賛否両論、というか否定的な意見が多いと思いますが、俺がマジカノに期待しているのはきれいにまとまったストーリーではなく、どれだけバカをやってくれるかということ。なので物語的な着地点がどうなろうと全く気にしない。そういう意味では、この異色のラストはかなり新鮮で楽しかったですよ。
本当はエロゲー的マルチシナリオ構造をアニメに持ち込むことについてもうちょっと考察したいんだけど、残念ながらエロゲーにおけるマルチシナリオ構造について全然知識がないので*1、いつか知識がついたら考えてみたいところです。
本郷哲子先生、ってどんなキャラなのか全然分からなかった・・・。彼女が人造人間なのは、「機械仕掛けの神」の自嘲的暗喩なのでしょう。
総感
岸監督の名前を知らしめることになったアニメ。感想サイトの人は、一足早く彼の名前を知ることができたおかげで普通の人よりちょっとだけ多く楽しめたのかも。
至るところに散りばめられた(セルフパロディーを含む)パロディネタ、ハイテンションなギャグ、顔の崩しっぷり、凝ったSEなど、とにかくノリと勢いがすごかった。勢いだけで13話突き抜けた!っていう感じは楽しかったなあ。何も考えずに見て笑える、いいアニメでした。
唯一不満があるとすれば、声優が全然好みじゃなかったこと・・・。特に野川さくらには、ほんとゴメンナサイとしか。がんばってるのは分かるんだけど。後藤邑子をレギュラーに!!
追記
http://blogs.yahoo.co.jp/seiji1670021/31416186.html
何もかもは続きがある事を前提に作ってます!
続きを作らせてください!!と(^^;
なるほど。続きが作りたい、という監督のメッセージだったのですね。