Canvas2 〜虹色のスケッチ〜 第22話「インディゴの夜明けに」

このアニメの不幸は、同時期にSHUFFLE!と半分の月がやってたことか。

三角関係の悲劇とその結末に果敢に挑んだSHUFFLE!、生きることの汚さと純粋さを描いた半分の月。これらに比べるとどうしても見劣りしてしまうのはしょうがない。

とはいえ、藤浪さんの姿を見て自分の力で立ち直ろうとがんばるエリスの姿はよかった。いつだってエリスは自分の力で歩こうとしてたもんね。「フランスに行ったら・・・」という台詞からも、彼女が兄離れしつつあることがうかがえます。そんなエリスに浩樹がしてあげられることは、もはや何もないのでしょう。

高らかに勝利宣言をしておきながら毎日お見舞いという追い討ちまでかける霧はすごくイヤな女。泣けば許されると思っている最低の女。しかし、それもまた霧の必死さの裏返しなんだろうなあ。かしましみたいに馴れ合っちゃうよりは、まだ殺伐としてたほうがいい、かも。