かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜 第06話「お嫁さんとお婿さん」

舞台に上がる決心をしたとまりが、いよいよ舞台に上った今回。過去に積み重ねたものがある分、とまりは強いよなあ。なんかやす菜が悪者みたいに見えるし。

今回も相変わらず丁寧な掘り下げで楽しかった。とまりの判官びいきに終始しがちだけど、短い間でやす菜のいろいろな表情を見せてくるのも見逃してはいけないところでしょう。しかし問題ははずむ君なんだよなあ。「向こう岸まで行けたらお婿さんにする」という約束はいんだけど、その決意と「今は女の子だからお嫁さん」という台詞のギャップがどうにも気になる。向こう岸まで行く=「男らしさ」の証明、ではないの?

もちろん、男女関係なくとまりに対する気持ちの証明だっていうことは頭で理解してはいるんだけど、どうにもはずむが女の子になった意味が薄いというか、何かモヤモヤする。性転換をモチーフにしたドラマを期待してたのに、いまいち設定が生きてないからかなあ。あんまり深いことは考えず、普通の恋愛ドラマだと割り切ってしまえばいいんだろうけど・・・。

それはともかくはずむ君。大胆な二股宣言には驚き!両方を選ぶと言うことは、両方を選ばないということ。自分の気持ちを満足させるためだけのその決断は、いずれ二人を傷つけるということに彼は気付くでしょう。そのときはずむはどうするのか?そこから始まるであろう真のドラマに期待しつつ、次回。