かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜 第04話「少女三角形」

壊れかけた傘が象徴するように、少しずつ崩れ始めるとまりとはずむの蜜月(?)。やす菜とはずむが空白の時間を取り戻していくのをとまり視点で眺める、というこれまた変わった構成。今回もよかったです。

はずむの隣から自分の居場所がなくなってしまうような、そんなとまりの気持ちを思うとたまりませんね・・・。がんばれ、とまり。「アイツ、なんでもあたしに話してくれるからさ」とか「仲良くしてやってくれ」とか、精一杯の自己主張がもう!作画のよさもあって、とまりがかわいすぎて&かわいそすぎて困ります。

やす菜がいきなり告白しだすのにはびびった!お前が言うか!って感じですよね。昨日も言ったけど「はずむ君はもう女の子なのに」という台詞はまずいよな。まあ、「女の子だから好きになるってのはどうなのよ」という気持ちと考えると納得できるけど。ただ、やす菜が悩むべきは、女の子を好きになるということよりも、はずむを一度振ったことだと思うんだよね。「ボクはボクだし」というはずむの言葉を信じるなら、やす菜ははずむの中身ではなく性別を選んだことになるわけで。この辺のやす菜の気持ちは次回掘り下げられていくのでしょう。

ラストの対決シーン。

「やす菜」
「お前、はずむのこと振ったんだろ・・・。はずむのこと、傷つけたんだろ・・・!」

当然の疑問だけど重要な指摘をぶつけるとまりさんが最高!そして形成される少女三角形、と。

あと注目したいのは、これがとまりがやす菜を初めて名前で呼ぶシーンということでしょう。序盤にわざわざ苗字で呼ばせといてからラストに名前で呼ばせる、ここに演出意図がない訳がない。名前を呼ぶということは、二人の距離を縮めるための儀式。それはすなわち、やす菜のいる「舞台」まで登る決心を固めたとまりの心の表れに他ならないわけで。名前ネタは大好きなんだけど、こういう使い方もあったとは!うまいよなあ・・・。

  • 今どきペアルック・・・
  • カラオケボックスのエチは見られてるらしいっすよw
  • それにしても、中身のお話がいいだけに、ヤマナミさんとかエロ親父とか先生とかのくだらないギャグキャラがウザイなあ。