Fate/stay night 第01話「始まりの日」
懲りずにまた見る。TVKでは2話は明日だ！キーワードリンクが結構あって申し訳ないです。
「時は来た。参加する魔術師は七人。彼らマスターは、七つのクラスに分かれたサーヴァントを使役し、たった一つの聖杯をめぐって殺しあう。それが・・・聖杯戦争」
・・・うん、こうして改めて見てみると結構丁寧な作りじゃないですか。女の子のカタログに終始しがちなエロゲーアニメの1話としては異常とも言える、士郎中心のキャラ描写。正ヒロインであるセイバーは出番すらないし、凛もほとんど出番ないもんね。
「正義の味方になる」という士郎の決意と、そのきっかけになった父、切嗣の存在。そして二人をつなぐ、魔術師としての力。そんな士郎が聖杯戦争にどういう風に関わっていくのでしょうか？「全てを救いたい」という士郎の気持ちは、この物語において一番重要な根源となる感情なので、退屈といわれようが最初にきっちり描写してくるスタッフの気概に敬意を表したいと思いました。
「始まりの日」というサブタイトルながらまだ何も始まってないのは置いといて、士郎の丁寧な掘り下げや、細かいところまで原作に忠実なディテールなど、ちゃんとアニメを作ってくれそうな期待はあります。
OPはちょっと鳥肌もの。原作と同じ歌なんだけど*1、川井憲次の素晴らしいアレンジで格段にパワーアップしてます。
EDは・・・セイバーの横顔に惚れました。後藤圭二の絵で好きだと思ったのは、これが最初で最後になるだろうなあ。
アニメオンリーの人向けネタバレ
どうでもいいネタバレに突っ込んでみました。ゲームは未プレイだけどやる気はない、アニメに影響を与えない程度ならネタバレOKな方はどうぞ。
- 冒頭の言峰神父の台詞。当然原作にはありません。時間短縮の苦肉の策でしょうね・・・
- アーチャー召喚のシーン。分かりにくいと思うのですが、召喚後吹っ飛ばされて「はい……？」と言ったのは何か意外なことがあったからなのです。
- あと、居間の扉が壊れてるのがちゃんと描かれてるのも細かい。
原作ではこんなかんじ。
居間の扉はゆがんでいた。
取っ手を回しても意味がない。
押しても引いても開かないので、「――ああもう、邪魔だこのおっ……！」
どっかーんと、蹴破って中に入った。
ネタバレ感想
ゲーム未プレイの人は見て欲しくないです・・・
- アーチャー召喚のシーン。力のピークである深夜２時を狙ってやったとか、宝石を半分使って魔法陣を書いたとか、セイバーを引き当てるつもりが失敗したとか、その辺かかれてないけど次回なのかな？
- 士郎を助けたときの切嗣の顔が気になる。あんな無気力な顔はまずいだろ。
- 士郎、凛を無視してるよね。あえて無視することに意味があるのか？
- グランドに出てたのは三枝さんと氷室さんか。俺あまり同人方面に詳しくないから、この子達の印象はほぼ0ですが。
- 士郎の鍛錬。魔術回路を組むのは命懸け、っていうのは描くべきだと思うんだけど、どうなんだろ。フォローがあるのかな。強化が失敗するのも結構重要な設定だと思うんだけど・・・。
それにしても、今後はどうなっていくのかな。桜を送るのを藤ねえに任せた時点で桜シナリオではないことは確定したけど(桜にドキドキする描写も大胆にカットされているし)、やっぱりセイバーシナリオをメインにしつつ、アーチャー関係のエピソードを混ぜていくのかなあ。エンディングの幸せ度では凛グッドエンドなんだけど、アニメでやるなら絶対セイバーシナリオでしょ。
しかし、セイバーシナリオだと"Unlimited Blade Works"が見れないんだよなあ。あれは是が非でもアニメで見たい！！かっこよすぎでしょ！ギルガメッシュをアヴァロンで倒すとすると、ほかにUBWが見れる可能性があるのはバーサーカーか。アーチャーを立てつつ、士郎とセイバーのお話でまとめるっていうのはかなりキツイと思うけど、なんとか頑張って欲しいものです。
できればイリヤのお話も・・・。イリヤは簡単でしょ、公園のエピソード入れるだけだし。でもイリヤが輝くのはむしろバッドエンドなんだよね。メイドのセラとリズも、バッドエンド以外ではあまり出番ないしなあ。
まあ、あまり欲張ってもしょうがないので、セイバーの魅力を十分に引き出すのを第一で、できればアーチャー絡みのエピソードとUBWを入れつつ、余力があればイリヤのお話も・・・と、贅沢すぎか。
*1:原作はタイトルが「THIS ILLUSION」でこっちは「disillusion」だけど
*2:アニメのはそうめんかと思った・・・
