タイドライン・ブルー 第11話「メタセコイア海戦」第12話「ブルー」

終わってしまった。

こうして全話見終えてみると、1年のスパンでこのアニメを放送した様子が思い浮かんできます。

爆撃されるヤビツの町、世界各地をさすらうキールとイスラ。すれ違いを繰り返しながらも、次第に分かり合うキールティーン。そしてアオイの気持ちを理解するキール。世界各地をさすらう中で、人々の優しさや生命力に触れ、戦争と平和について意識し始めるキール

これを1年かけてじっくり描いたら絶対面白いと思うんだよね。やっぱり1クールで終わらせるにはあまりにももったいない。

キャラもいいし、ギャグとシリアスのバランス感も好みだし。キールやイスラみたいな子供*1の眼から見た日常に平和への鍵があるっていうテーマや、キールティーンの立場を交換することで世界観を見せつつグールドとアオイさんを掘り下げようっていう構成もよかった。感情移入する前に終わってしまうのがとても残念です。

地図を見せたからってグールドとアオイさんの確執が解消するとは思えないけど、独り立ちしたティーンを見てグールドはもう少し信じてみよう、と思ったのでしょうかね。まあ個人的には未完の大作だと思っているので、このラストについてあれこれ考えるのには特に興味はなかったり。

しかし、このアニメ最大の謎である、小ティーンの父親は一体誰だったんだろう??

  • ラストにようやくダチョウと和解するアオイさん。
  • アオイさんとイスラの絡みが最高に好きでした。しゃべるたびに墓穴を掘るイスラ・・・

*1:イスラは子供ではありませんが・・・