絶対少年 第06話「世界の被膜が薄くなる」

展開はメチャメチャゆるいんだけど、なぜか一瞬も目が離せない。なんとも不思議な世界観だなあ・・・。なぜか知らないけど、もしかしたら俺はこのアニメにはまりつつあるのかも。

やたらと長く、抽象的で哲学的で観念的なテキストとは対照的に、ダイナミックな動きではないけど一瞬の間に重要な情報を隠しこむ演出。頭で文章を解読しつつも、目は画面から離せない。ゆるい展開に見えて実は結構休めないんだよなあ。

エロいレイアウトに気をとられて気づかなかったけど、やっぱり美術がすごい。光と影の使い方がすごい。田舎の風景とか、昼の暑さとか、夜の涼しさとかがここまで伝わって来るようです。それを支えるSEもまたすごい。昼のセミの鳴き声と、夜の鈴虫(?)の鳴き声。田舎はいいよねえ・・・。

お話はちょっと進んだようで、ぜんぜん進んでない。歩と亮介が少し仲良くなったくらいかな?

  • ロクにじゃれつかれて驚く歩にちょっと萌え。
  • 須河原さんの横を通り過ぎる何か。何も見えないはず*1なのに、何かを感じさせる演出にはゾクッとしました。
  • 日常と非日常の境界は、昔のほうがあいまいだったような気がするんだけど。
  • 昼に約束して夕方まで待たせる、キスをさせても平然。鏑木くんは鬼畜の素質ありだな。

*1:わざわざコマ送りしてしまった