スターシップ・オペレーターズ 第03話「コール・フロム・ホーム」

出来が気になってつい見てしまった。

・・・今回も超アニメかよ!

事前知識を結構仕入れたので設定に関しては割と受け入れられた。1対1の戦いしか出来ない理由も明らかになったしね。やはり水野良、設定に関してはかなり考えてるみたい。

でも、相変わらず展開が唐突すぎ。アレイさんはなんでいきなり船外作業なんてしようと思ったのかね?てっきりこないだ死んだ作業班の人が好き、ってオチかと思ったら義父が好きとか言い出すし。なんなんでしょ。

タカイ君が死にかけるところとか、結構いいシーンなのになんであんなに淡々としてるんだろ。全体的に妙に淡々とした演出も相まってとっても地味に感じる。とても渡部高志とは思えないなあ・・・。もしかして、あのシーンはヤラセってこと?タカイが生き残るの初めから計算されたとか。アナウンサーの子が妙に冷静だったのが気になる。

お話も、ネタとしてはいいと思うんだよね。人類(?)の運命を恋愛に帰結させるのはSFアニメとしては王道だし*1、その象徴に能登麻美子を選ぶところもすばらしい。ただねー、まだ能登に感情移入もなにも出来てない状態でそんなこといわれても共感できないんだよね・・・。どうしても薄っぺらく見えてしまう。

設定に萌えさせるなら設定を、人間ドラマやりたいなら人間をちゃんと見せてくれないとこっちとしては困ってしまう。てっきりSF的ディテールに萌えるアニメだと思っていたから、いきなり恋愛で解決とか言われても苦笑するしかないよ。話数的に世界の全てを見せるのは無理なんだから、どれか一つに絞ってあとは捨てるくらいの勢いを見せて欲しいな。

最後のシノンの台詞は好き。

「戦いは厳しくなってるのに恋なんて」
「・・・・・・いいな」

ところで、ドクターって冬目景が描いたみたいな顔だな・・・

*1:ヤマトとかさ。最近だとGAかな。紋章機の性能が持ち主の精神状態に左右されるってのは、萌えとSF(恋愛パートと戦闘パート)をシームレスに両立させるすごい設定だと思う。そういやGAも水野良か。