月詠 -MOON PHASE- 第10話「ゆるさない…初めてのシモベのくせに」

うーん・・・。なんていうことのない話だし、掘り下げも全然甘いけど、なぜか見入ってしまう。そんな今回。

成児さん、珍しく出てきたと思ったら妙にやさぐれキャラに・・・。何かヴァンパイアに恨みでもあるのか、それともよっぽど耕くんが好きなのか。いきなり切れだしても困るんですけどー。葉月が病院に来たとき、君望ばりにドロドロするのかと思ったけど案外普通。さすが大人ですね。で、ビンタまでしといて耕平が治るとあっさり態度が反転。んー・・・。あんた、耕平さえ元気なら何でもいいのか?顔も耽美系だし、婦女子狙いですかねえ・・・成児×耕平で一つヨロシク。

耕平の容態を心配する葉月。耕平との思い出、ヴァンパイアの宿命、何もできない自分。そんなこんなが混ざり合ってなかなか何とも・・・。ここまでじっくりやられると嫌でも葉月に感情移入してしまいます。アニメ的には総集編的要素も入っているんだろうけど、手抜きに感じさせないのはさすが。この機会だから、耕平と出会ってから今までの流れを復習っていうのでもよかったなあ。今まで耕平に何かしてもらうばかりだった葉月が初めて耕平のために力を使う。これをきっかけに葉月と耕平の関係が少しずつ変わって行ったり・・・はしないか。でも葉月の心の中にあった漠然とした耕平への思いが、形になって表れたことはポイントではないかと思います。

ところで、葉月が血を吸った後のカット、耕平の呼吸器が取れてたんですが・・・まあ愛嬌ですか。