月詠 -Moon Phase- 第09話 「おにいさま、私を夢から助けて…おねがい」

もはやおにいさまでもなんでもない耕平ですが。

またOP変わってる!!ツクヨミモード♪

が、本編は相変わらずの陰陽バトル。だからー、日常を見せろっての!確かにバトルシーンは力はいっててなかなか楽しめますし、演出も作画も切れてるんですけどねー。今回も口元の描写には唸らされるものが・・・。血を吸うシーンとか、妙に生々しい。葉月の造形は完璧ステレオタイプなのに、血を吸うシーンだけリアルなの。お約束使ってない作画で、ちょっと怖い。あとは、そうだなあ。陰陽バトルの怪我を西洋医術で直す、ってのはびっくりした。てっきりなんか治癒の魔法とか使うのかと思ったよ。このリアルさとファンタジーさがあいまいになってるのが面白いかな。線引きがあいまいで気持ち悪い、っていう意見もあるのかもしれないけどね。俺は好き。そして手術中のシリアスシーンでもネコミミ装着ってのも笑えてしまいました。

エルフリーデさんが真祖じゃなくて死徒だった、とかそんな背景設定はどうでもよい。どうして最近の萌えファンタジーはシリアスやりたがるかなあ・・・。この手のアニメって、ギャグは面白いのにシリアスになるととたんに陳腐になるな。作る立場としては、シリアスは自己陶酔に浸れてキモチイイんだろうけどさ、見てる人のことも考えてくださいね。例えば1つの例ですが、耕平が葉月のために命を懸ける動機がいまいち分からんのですよ・・・。逆ならまだ分かるけど。ギャグではそういう部分は書く必要ないからいいんだけど、シリアス目指すなら土台はしっかりと作っておかなきゃね。