戦国コレクション 第03話「Pure Angel」

聖乙女・上杉謙信&純愛天使・直江兼続の話。天下統一を夢見る謙信と、そんな謙信に尽くす兼続。現代世界にやってきた謙信は、争いの無い平和な世界を愛するようになっていったが、それにつれて兼続の世界からは色が消えていって・・・。

モノクロームの世界に色を取り戻す!というありふれたストーリーなんだけど、今回は何かすごい泣いてしまったなあ・・・。

二人の新しい日常は相変わらず幸せではあったのだけど、それは兼続が欲しい幸せではなかった。兼続は自分の価値をその能力でしか測ってなくて、そんな兼続を謙信がまるっと受け入れる。

まあ、やっぱりベタな話ではあるのか。であれば、丁寧な日常描写と、それを支える能登麻美子中原麻衣の力だよなあ。静かで幸せな、それでいて滅びへと向かっていくような閉塞感を積み重ねて行って、それをラストで一気に解き放つ。この盛り上がり。それに合わせてカラフルに彩られる世界。これはやっぱ泣くよね・・・。