輪廻のラグランジェ 第01話「ようこそ、鴨川へ!」

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ヒロインの京乃まどかさんが、謎の宇宙人フィン・エ・ルド・スイ・ラフィンティ、通称ランと出会ってロボットに乗って戦う話。同じ佐藤竜雄監督の「モーレツ宇宙海賊」とは対称的に、まどかのノリと勢いでポンポン進んでいくお話が楽しい。まさか普通の女の子がBパート半ばでロボットに乗るようになるとは・・・。

さて、京乃まどかさん。元気が良くてノリで突っ走る感じ。俺の好きなタイプだ。自分の脱ぎ捨てた制服を勝手に着てた上に、脱いで返したランを「同士だ!」などと言って喜んだり、ロボットに乗れと言われて「人助けだ!」とか言って乗っちゃったり、すごい子だわ。うん、やっぱり俺の好きなタイプ。

いきなり制服を脱いで水着になる冒頭はインパクトありましたね。この子をお色気担当として推してきたのは驚きだったかも。最近は結構多くなってきたけど、ひと昔前ならこの手の子は色気がないというキャラ付けだったはずだよなあ。ま、いいけどね。かわいいし。

声の石原夏織。メイド様の紗奈ちゃんとか、緋弾のアリアのレキとか、抑揚のない演技しか聞いたことがなかったので、その対極にあるような元気っ子の役は新鮮でした。何で今までこういう役がなかったのか!?というのを不思議に思うくらいの魅力が出てる。この子の声の魅力を引き出すのなら、むしろこういう役のほうが向いてるんじゃないかな?キャリアの少ないうちは抑揚も言葉数も少ない役を割り当てられがちではあるので、大事に育てられてるという見方もあるのかもしれない。

水橋かおりに似てる」という話は先行上映の頃から結構聞いてて、実際聞いてみると確かに言われてみればそうかも知れないですね。声を張った時とか似てるかも。通して聞くと全然違うんですけどね・・・。独特の声質の気持ちよさと、新人らしい「揺らぎ」が聞いてて楽しいなあ。だから若手声優を追っかけるのは止められないんだ。

そしてもう一人のヒロイン、ラン。あからさまに怪しい・・・・・・。何なの。宇宙人らしいですが、その目的は一体。そして、こっちが瀬戸麻沙美なんですね。今までの実績を考えると、キャストの割り当てが石原夏織と逆じゃないか?とも思ったりするのですが、どういう演技を聞かせてくれるのか期待です。

あと、作画の綺麗さは特筆するものがあったなー。淡色で透明感のある絵柄は好み。流線型で未来っぽいメカ(オービッド)のデザインもかっこいいなあ。これは日産自動車とのコラボの成果、ってヤツなのかな?

そんな感じ。綺麗な作画、かわいいキャラクター、テンポの良い話と、見てて楽しい作品ですね。今後も妙に暗くなったりしないで、まどかの勢いで話を引っ張って行ってくれると嬉しいな。