プリティーリズム オーロラドリーム 第31話「あいらとふれあ、コラボっちゃお♡」
過労による欝症状が現れ、気力をなくしかけたあいら。そんなとき、洋服大好き元気少女・ふれあと出会い・・・という回。
初めて生で見るプリズムストーンに浮かれ、デザインコンテストへの熱意を燃やすふれあ。その姿はまるでシリーズ当初のあいらを見ているような。だからこそ、あいらは昔の情熱を取り戻すことができたのでしょうね。
最近のエピソードではみおん様がメインになりつつあったので、久しぶりに「便利な繋ぎ役」ではない、ひとりのプリズムスターとしてのあいらを見ることができて良かったです。
さて。本当は感想の書き出しを「服への情熱を無くしかけた・・・」としたかったのだけど、どうもそういう風ではない。冒頭のシーンがファションショーだったから、てっきり服をモノのように扱い・・・とか何とか、服に対するディスイリュージョン的な話になるのかと思いきや、あいらがなぜ情熱を失ったのかについては全く触れないという。だったらもう「過労による無気力」と解釈するしかないよね。
いつものことながら、このアニメは伏線も何も張らずにいきなり話を始めちゃうからなー。あいらが服への情熱を失うって、相当アイデンティティクライシスな出来事だと思うんです。そういう方向性で行くなら、今までの話で少しずつ出してかないと、あいらの服に懸ける思いってその程度かよ?って思っちゃうわ。それが無理なら、少しでも話中で時間の経過を見せてくれないと。いくらなんでも昨日の今日はないわ・・・。
という訳で、服への情熱自体というより、それを含めた何もかもに対する無気力だろうと解釈せざるを得ないわけです。しかし、そうだとすれば、あいらに必要なのは休息であって表面的な「頑張れ」は逆効果でしかないのですが・・・。大体、一日ハードな仕事があったくらいで過労?という点も釈然としないといえばしない・・・。
どう解釈しても矛盾が生じる。難しいアニメだよ。
- ふれあ、犬を服屋に連れて来るなよ。何かの伏線かと思ったら出会いに使っただけなの?
- CM明け、プリズムショーを見ながらハァハァしてる声が入ってて自分の声かと思ったら犬だった。
- 服の声が聞こえる、ってヴァンガードの後に見るとちょっと危険な香りが!
追記
困ったときの公式あらすじ。
大好きなプリズムストーンショップで衣装合わせだというのに、何故か乗り気でないあいら。翌朝、開店前に着いてしまった店の前で、じっと座り込んでいた少女、南梨ふれあと出会う。最近引っ越してきた彼女はプリズムストーンに憧れ、待ちきれずに飛んできたのだという。ショウに店内に通され、洋服の山に瞳を輝かすふれあ。そんな彼女に、ショウはプリズムストーンのデザインコンテストに応募しないかと提案する。早速デザインに思いを巡らせ、意気込みを見せるふれあ。ショウはあいらにもデザインしたいかと問うのだが、返ってきたのは彼女らしくない、今は余裕がないという消極的な答えであった。
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/prettyrhythm/episodes/episodes03/index.html
「何故か乗り気でないあいら」・・・。
もしかして、あいらのやる気でない編は今後も尾を引くのだろうか?と思ったけど、来週は漫才コンビの回だっけ。だめだこりゃ。