生徒会役員共 第01話「桜の木の下で」「毎回続くのこの感じ!?」「とりあえず脱いでみようか」

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「ホントにアニメ化するの?」的なニュアンスで言及されてた本作品。まあ、エロいんだろうなーということは想像していましたが、蓋を開けてみればなんという直球ストレートな下ネタ!それが作画のかわいさとライトな演出でちゃんとギャグになってたのは素直に良かったと思います。

ちょっと前後するけど、お話を最初からおさらい。去年まで女子高だった桜才学園に入学した津田タカトシくんが、生徒会長の天草シノさんたちに見初められて下ネタあふれる生徒会へと強制的に入らされる・・・という感じ?女の子たちはカワイイし、作画は気合はいりまくってるし、心配していたGoHandsのキラキラ感と学園ギャグという取り合わせも案外悪くないかも。ネタはストレートな下ネタだけど、作画としては直接的なエロスではなくフェティッシュな構図で見せるエロだったのも好みな感じです。ところどころに出てくるスズヘッドも楽しいですね。

あとはあれだね、OPとEDがいいね!OPのノリのよい曲は楽しいし、EDのガイナックス作画みたいな独特な雰囲気も面白い。菊田幸一、調べてみると「プリンセスラバー!」にも参加していたのね。

さて一通り褒めたところで・・・。全体的な質としてはものすごく高い作品だなーと思ったのですが、面白いかどうかで言えば全然面白くなかった・・・!原作は4コマなんだと思われますが、原作のオチと思われる部分をいちいち「ここがオチでござい!」とばかりに強調してくるから、話の流れがブチブチ切れる。初回なんだからじっくり世界観に浸らせて欲しいのに、「再生」→「一時停止」を何回も何回も繰り返されているようでストレスが溜まる溜まる。加えて、肝心のネタと言ったら「女の子が下ネタ言う」という、ただそれだけ。いや、それの何が面白いの?と思ってしまうわけです。話の流れをブツ切りにしてまで見せてくるんだから余計にね。あくまで個人的な好みの話ではあるんだけど、こういうネタは話の流れの中でサラッと出してニヤニヤするという類の楽しみであって、「さあギャグですよ!」的にババーンと見せて面白いものではないと思うんだよなあ。うーん。

と、そんな感じかな。アニメーションとしてはメチャメチャよくできてる作品で、OPとEDと作画だけ見てても楽しめるとは思います。ただ、そもそも原作のポテンシャルとして、このハイテンションな作画に付いていけるキャラクターの魅力やネタの面白さがあるのか?という疑問もあったかな。原作だけで読めば楽しめるのかもしれませんが、その楽しさに辿り着く前に、作画や演出とのアンバランスさが気になってしまったのは残念。今後うまいことチューニングしていけば、きっと面白い作品に・・・なるといいな。