いちばんうしろの大魔王 総感

魅力的なキャラクターに、暴走とも取れるほどに勢いのあるエロシーン。そして7話の作画大暴走と、単体のシーンとしてはすごく楽しい作品だったのですが・・・。

「魔王」と「神」、そして時空を繋ぐ思い。複雑でロマンチックな世界観を描き出すには時間が足りなすぎたね。途中から何をやってるんだか分からなくなってしまって、感情移入以前の問題だったのは非常にもったいない。

声的には、やはり日笠陽子の服部絢子さんがかわいすぎでしょう!これはニヤニヤする・・・!そして、悠木碧。ころねがエロ台詞を言う度に冷や汗が出るというか、何というか親の気分みたいな変なドキドキ感があったなあ。エロ台詞は抜きにしても、ありがちなダウナー系キャラに悠木碧オリジナルな解釈が加わって新鮮でしたね。やっぱこの子は・・・と毎回思ってしまう。

シリーズ構成はどう考えても褒められないし、キャラクターの掘り下げという意味でも何も残らない作品ではあったのだけど、怒涛の勢いと無茶な話を受け入れてしまう包容力は不思議な魅力があって、なぜか嫌いになれない作品でもありました。1シーズンに1つくらいは、こういう作品があってもいいかな?