会長はメイド様! 第10話「さくらの恋はインディーズ」

さくらちゃんが、黒薔薇保存会・・・じゃなくて「白薔薇音奏委員会 U×ミシ」なる高校生バンドマンのボーカル・空我に恋するお話。このヘンなバンド名は元ネタとかあるんだろうか?

「美咲のこと、そんな風に言わないでください!」とさくらが爆発するラストシーン。普通に「友達思いのさくら」というお話で終わってもいいんだけど、ここに至るまでのさくらの思いについて考えてみるのも面白いかも。

美咲のことばかり気にする空我をみて、さくらは何を思っていたか。美咲を恨む気持ちがゼロではなかったはずだよね。それでもやっぱり友達を悪く言う空我が許せなかった?・・・もう少し意地悪い言い方をすると、さくらが空我の台詞に怒ったのは、自分の心に思い浮かんだ美咲への感情を見透かされているようだったから、と考えることもできます。あからさますぎる悪者として出てきた空我は、もしかしたらさくらのネガティブな感情を映し出す写像だったのかもしれませんね。