れでぃ×ばと! 総感

特に見る予定はなかったはずのアニメなんだけど、なんだかんだで最後まで見ちゃったなあ。

独特のぷにぷにしたキャラクターの可愛さ、規制が入るほどのエロさ、作画や演出の面白さ・・・。そういった全体的な質の面でもいいアニメではあったのですが、一番面白いと思ったのは、主人公の秋晴が絶対的な存在じゃないという部分。本作品の大きな主題としてセルニアVS朋美という構図があって、普通は秋晴を巡る女の争いって感じになるじゃないですか。もちろんそういう部分もあることはあるんだけど、秋晴は二人の争いを表面化させるきっかけに過ぎない。お互いに惹かれ合うがゆえに対立してしまうという、不思議な女同士の友情に似た絆を描き出しているのはすごく新鮮で面白かったです。感想の分量は少ないけど、5話辺りから少しずつこのアニメの印象が変わっていったのを覚えています。ただ、二人の争いをフィーチャーしすぎたせいで、ギャルアニメとしては他のヒロインの見せ場が少なくなってしまったのは残念だったかも。

キャラクターで言えば、このアニメを見る最大のモチベーションだったみみな先輩でしょう！みみな先輩が出てくる度に正気を失ってしまいますよ！セルニアと朋美の対決に焦点を絞った展開にアニメファンとしては賞賛を送りつつ、萌えオタとしては残念な思いはあったなあ・・・。二人にフォーカスするあまり、他の魅力的なヒロインが今ひとつ目立てなかったのは勿体なかったかも。難しい問題ではあるのですが・・・。

そうはいいつつも。このアニメが単なるキャラ萌えのエロアニメだったら見るの止めてたと思うから、アニメのストーリー構成は素直に賞賛したいですね。楽しかったです。