うみものがたり〜あなたがいてくれたコト〜 第08話「求め合う心」

そろそろ次回予告の「あいしてる!」が嘘臭く感じられるような。

マリンとウリン、夏音と小島。それぞれの思いやすれ違いを描きつつ、それらを全ての始まりであるリングで繋ぐ。美しいお話ではあるのだけど・・・そろそろ浮かび上がって来てくれー。見るのがつらいよー。

さて。マリンの落としっぷりが相変わらずすごい。シリーズ当初、ことさらマリンのいい子ちゃんぶりを強調していたのはこのためだったのか・・・。マリンのピュアさは、黒いものを知らないが故のピュアさだったんだよね。だから、ほんの少しの闇でも心が囚われてしまう。それがマリンの本心かどうかはこの場合関係なくて、マリンの心の中に「闇」の部分が選択肢として出てくる可能性が生じたということが重要なのです。

カメは「ピュア100%」がどうのこうのと言っていたけど、ピュア100%の子がイイコトをするのは当たり前。だって、それしか知らないんだから。それよりも、夏音みたいなピュア10%くらいの子*1が苦しみながらもピュアな選択をする方が、ずっと価値があるんじゃないの?

っと、あんまり本編に触れてないな。マリンとウリンは後付けの姉妹らしい。というか、元々海の世界には血縁関係という概念が希薄らしい。その中で姉妹の契り(?)を結んだウリンとマリンの関係は、もしかしたら血の繋がりよりも濃いのではないでしょうか。それがこうもアッサリ切れてしまうというのは、何とも複雑な心境ではありますが・・・

・・・っと、やっぱり感想になってないな。あんまり感情移入できてないので、感想が書きにくいというのが正直なところ。ごめんなさい。あ、大島はいい子だよね!

追記

イルカのリングをマリンが否定したことで、「あれは本当のマリンじゃない!」という言い訳ができてしまうんだけど、そんなの俺は認めない。本当だろうと嘘だろうと、本質はそこじゃない。人の心に闇の部分があるのを知って、自分の心にもまた闇があることを知って、それでも巫女になれるのか?というところでしょう。

「それでもウリンが大事!」というのであれば、闇の心を持った今でも変わらない。ウリンが大事かどうか、というのも本当は本質じゃないんだよ。

何が言いたいかっていうと、「喰霊-零-」との違い。このアニメでは、光と闇を書き出した後に、それでもマリンは光を選ばなきゃダメなんだよね?そして、その「光」をウリンに求めるのは違うよね?ということです。

*1:ひどい