咲-saki- 第19話「友達」
微妙なタイミングで決勝が終わってしまいましたね。四槓子は最終回までおあずけなのかな。
って、そんなことはどうでもよくて!
龍門渕透華さん。今までバカだバカだと思ってたけど、誰よりも衣のことを考えてたんだね。もちろん「のどっち」を求めて麻雀部を率いるようになったというのもあるんだろうけど、衣のこともちゃんと大切に思ってた。考えてみれば、一があれほど透華に懐いてるのを見れば、透華が単なるバカじゃないってもっと早く気づくべきだったのかもしれません。
「あなたと楽しく遊べる相手が、必ずどこかにいるはずですわ!」
今回で一番心を揺さぶられたのはこの台詞。このシーンが序盤じゃなかったら、絶対泣いてたよ。衣のことを誰よりも大切に思っていながら、自分が衣の「楽しく遊べる相手」にはなれないことも知っていて。本当は、自分が衣を満足させてあげたかったはず。でも、自分の力では衣を満足させることができないことを思い知った透華は、全国、いや世界中を回ってでも衣が満足する相手を見つけようとしたんだよ。
自分では衣の相手はつとまらないと知った透華の絶望、全国大会に希望を託した思い、そして色々な思いを飲み込んだ上で高飛車お嬢様キャラを演じてみせる強さ。
俺は全く透華のことを誤解してた。他人の幸せのためにあれほど尽くしながら、そんなそぶりを一切見せない透華の思いが心を打ったエピソードでした。