テレパシー少女 蘭 第22話「蘭と白い少女」

なんでこの話で泣いてるのかよく分からないのですが。

お話的にはいつものローテーションな感じ。ただ、話の構成がいつものミステリー調ではなく、おとぎ話に近いものだったように思えます。Kanonが「現代のおとぎ話」というのはファンには有名な話ですが、今回はどうにもその辺を刺激されてたまりませんです。

「形見のペンダント」という小道具もずるいよなあ。のんちゃんの優しさと、それに報いたユキちゃんの思い。Kanonの真琴のような悲しい結末を知っているだけに、二人の綺麗な思いが作った奇跡の輝きが眩しく見えるのです。

狐の寿命って、自然界では3年くらいらしいですね。ラストシーンでユキちゃんがすでに死んでるような描写がされていたのが妙にリアルだった・・・。自分が捨てられたと知っても、のんちゃんに恩返しをしたい一心でペンダントを見つける話はキレイ過ぎるのかもしれないけれど・・・それも含めて「おとぎ話」だな、と思いました。