喰霊-零- 第05話「頑想」

いやー、これは面白い!今期の作品では「とある魔術の禁書目録」と並ぶヒットですよ。前回まで着々とキャラクターの土台を固めておいて、今回はギャグ回ですか。この構成はうまいなあ・・・。

本編は、神楽が黄泉と紀之をくっつけるために張り切るお話なのですが、菖蒲さんや桐ちゃんまで出てきて大変なことに!今までは神楽中心のお話を作ってきたのに対して、今回は黄泉のお当番回といった印象ですね。いやー、神楽にはあれほどストレートな愛情表現をするくせに、紀之には素直になれない黄泉たんがかわいすぎる・・・!

お話は面白いし、作画もきれいだし、見所はたくさんあるんだけど、今回特に印象的だったのは水原薫の演技。場面ごとに声質がコロコロ変わって何とも不安定なんだけど、それが黄泉の存在の不安定さに繋がってるようにも思えます。そして、単に不安定なだけじゃなくて、底の方にはどこか強さを感じさせる。何とも不思議な魅力があるよなあ。「わたし、あんたのことなんて何とも思ってないんだからね・・・」のベタなツンデレ台詞の解釈も面白い。テンプレートを知ってるだけに、そういう言い方もあるんだーと新鮮に感じてしまいました。

  • コーヒーをかけるシーン、手首の返しまでちゃんと描いているのがすごい。力入りまくりだ(笑)
  • 桐ちゃん、いきなり萌えキャラに!
  • 紀之にビンタされたときの黄泉の顔が最高にかわいい。