とある魔術の禁書目録 第05話「十二時」

このアニメ見てると、時の経つのがが異常に早く感じるんだけど・・・俺だけか?

いやー早い早い。あっという間にAパートが終わってしまって、気づいたらBパートも終わってた。お話自体は、インデックスの記憶が消える十二時が来て、当麻が自分の無力さを噛み締めつつも戯れにインデックスの口の中に指を突っ込んだら防御機能が働いて超ピンチ!というだけのものなんだけどなあ・・・。

それにしても。前回までは特に眼中になかったけど、いざ当麻を主人公にしてみると*1、こいつの薄っぺらさが目に付くなあ。1年どころか、たった数回会っただけの自分の記憶を守るために、どうしてそこまで必死になるんだ?別に命まで無くすわけじゃない、記憶を無くすだけなのに。そしてそれを阻止したいのなら、とりあえず今は命だけでも救って、1年の猶予を得た後にじっくり探せばいいじゃないか。

結局のところ、当麻が守りたいものはインデックスなんかじゃない。落ちこぼれな自分の、ちっぽけなプライドや自己満足なんじゃないの?

「見ろ!」
「君はこの子の前で同じ台詞が言えるのか?」
「ずっと耐えてきた人間に、激痛で目を開けることもできない病人に、『試したいことがあるから待ってろ』なんて言えるのか?」

インデックスは「今」苦しんでるんだよ。今すぐ助けなきゃいけない状況で、確実に命を救う方法があるにも関わらず、「挑戦」「〜かもしれない」などという不確定なヒロイズムのためにインデックスの命を危険に晒すことができるのか?

「ヒーロー気取りじゃねえ」
「ヒーローになるんだ!」

勘違いするな。インデックスはお前をヒーローにするために生きてる訳じゃねえんだよ。自分の手を血で汚しても、大きな力に踊らされていると分かっていても、それでもインデックスを助けるたった一つの方法にすがって生きてきた神裂さんやステイルの気持ちを考えてやれよ。

  • 「完全記憶能力」自体は、そう珍しいものではないらしい。ふむー。それなら、もしかしたら科学サイドからインデックスを救う方法が本当にあるのかも。
  • 神裂さん、当麻に甘いなあ。ステイルも何だかんだ言って甘いよ。過去の自分たちに重なるところがあるんだろうなあ。
  • インデックスの口の中に結界があったらしいが・・・原作では、絶対口の中じゃないだろ!!ステイルすら触れることのなかった乙女の秘所を汚しやがって当麻の野郎。
  • 「聖ジョージの聖域」とは一体。
  • 小萌先生は、多分「十二時」というキーワードを察して家を空けてくれたんだろうなあ。あんまり先生に迷惑かけるなよな。

*1:最初から主人公だっけ?(笑)