ゼロの使い魔〜三美姫の輪舞〜 総感

最近、溜め込んでいたアニメを一気に消化する作業が多かったんだけど(9/159/16がピークだった)、このアニメが一番サクサク進んだわ。一話見るごとに考え込まなくていいから、早い早い。
それはそうと。もう各地で言われていることなので今さら言うことではないんだけど、エロパートとシナリオパートの割合がすっかり逆転してしまっているような歪なバランスが非常に印象的でした。普通はお話の中にチラッとエロシーンを忍ばせるものだけど、このアニメはエロシーンの合間にシナリオを挟み込んでる感じ。
ピーキーを通り越して、自分自身を崩壊させてしまうほどに歪んだチューニングは、それを求める層、つまり「DVDを買ってくれるお客様」に対するピンポイントな訴求力になっているんだろうな。このシリーズがこうして続いているのは、やっぱりそういうものを求める層が確実にいて、確実なリターンが見込めるからなのでしょう。
ただエロイだけのアニメにあまり興味がない俺のような視聴者は、どうせDVDを買わない人なわけで。そういう人は見ないで結構という割り切り方は、ある意味では正解なのかもしれません。
本シリーズ自体の感想としては・・・とにかくルイズがめんどくさい女だな!としか思えず、サイトもサイトでフラフラしてるし、この二人に感情移入してる方は大変だったろうとお気持ちお察しいたしますのですよ。俺はシエスタの黒っぷりに拍車がかかってるのを見ているだけで幸せでした。もちろん黒いところだけが好きなわけじゃないんですが、堀江由衣の一番好きな演技を堪能できたというだけでもこの作品を見た意味はありましたね。