魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第01話「美瑛にて」

実写のような背景が目を引く第1話。公式サイトで見られる絵とはずいぶん違う、硬質でマットな質感のキャラデザとの親和性は意外なほど高い。顔のアップか全身が映るくらいに引くかの両極端で、バストアップの構図がほとんどなかったのも、いわゆる「萌えアニメ」とは一線を画するような作りですね。
そんなリアル志向な画面作りの中で出てくる「魔法」という非日常。それがこの世界の中でどういう意味を持って現れてくるのか、まだまだ掴めません。これからどうなることやら。
うーん、正直、「地味」以外の感想が思いつかないんですよね。アニオタとしてはこういう地味だけど質の高い作品を取り上げていくべきかもしれないし、花澤香菜がメチャメチャうまくなってたのには驚いたのですが、見終わって何が頭に残ったかと言えば背景のことばかり。
キャラクター自体が魅力的なわけでも、「魔法」の概念に新規性があるわけでもなく、「田舎」「東京」のモチーフすら使い古された感があって、その上お話もプリキュアの穴埋めエピソードみたいなダルイ話では・・・。初回として必要な、作品全体のプロモーションとしてのキャッチーさを考えれば、お世辞にも大成功とは思えません。
しかし、不思議と次回を見てみたくなる作品ではあります。むむ。

  • 花澤香菜、ほんとうまくなったなあ。
  • あ、小林治ってBECKの方の小林治なのか*1。確かにそうかも・・・。
  • 「ラブ♥みちる」がうぜえええええ。なにこいつ。
  • 「トライアンドキャッチ」にニヤリとした人はIT系の人ですね。
  • ちなみに前作は未視聴。

*1:グレンラガンの4話と言ったほうが分かりやすいかな?(笑)