ARIA The ORIGINATION 第06話「その 素敵な課外授業に…」

アリシアさんって叱ることあるの?という当然の疑問。それに思い至るのが、当事者の灯里でも、アリシアさんに心酔している藍華でもなく、アリスというのが面白い。人の負の感情を知らない*1灯里では、「アリシアさんって優しい」で思考停止してしまいそうだからなあ。そこから一歩踏み込んで「灯里を叱らないということは、灯里がかわいくないのか?」というところに思いが至るのも、他人との心理的距離感に敏感なアリスらしいですね。

  • アンネローゼ姉様みたいだな。叱るのではなく悲しい顔をする・・・みたいな。
  • 「こらこらむむむ」って。
  • お釈迦様なアリシアさんには笑った。ARIAの世界観に似合わない仏教的な雰囲気とダイナミックな演出がおもしろいなあ。
  • アリスの足の位置で心理的距離をあらわしてるのは面白い演出でした。
  • アリア社長に飴をあげに行かせたのは、人払いだとばっかり思ってた・・・

「そっちじゃない」じゃなくて「こっちこっち」というのが「わたしのやり方」というアリシアさん。叱るよりも褒めて伸ばすということなのでしょうが・・・叱る一方なのと褒める一方なのは、ベクトルが違うだけで同じ危険性を持ってると思う。褒めてばかりじゃ「褒められたこと」を繰り返すだけになっちゃうよ。してはいけないことをしたときに叱ってくれる安心感があるからこそ、自分のやりたいことが自由にできるという側面もあると思います。

*1:知ってはいけない・・・?