H2O 〜FOOTPRINTS IN THE SAND〜 第03話「ひなた」

「ひなたは、いい子でなければいけませんから」
「『神楽ひなた』の名を汚すわけにはいきませんから」

「へえ〜、ひなたちゃん妹がいるんだ」
「・・・死にました」
「・・・・・・もう、ずっと前に」

・・・うーん、AIR美凪的な?
「ひなた」というのが実在の人物かシンボリックな存在なのかは分かりませんが、いずれにしても今のひなたは「いい子」であることを運命付けられた存在なのでしょう。琢磨に構う理由が「運命の人」というのも、自分の気持ちが見えない無気味さを感じさせます。でも、もしそうだとすれば、はやみと仲のよかったひなたは一体誰だったんだろう・・・という疑問が出てきます。はやみと仲良くなった後、「ひなた」として生きることを強制された結果として仲違いしたのであれば、ひなたを救う事ではやみを救うことにも繋がり、キレイにまとまるのですが・・・。
一方はやみたん。「ま、待っていたわけじゃないんだから」とかツンデレすぎる!ああもうかわいいなあ!ひなたとかどうでもいいから、この子だけ幸せになればいいよ・・・と思ったりするのですが、ひなたを救うことが根本的な問題の解決に繋がるのであれば、いた仕方なし、か。ツンデレシーンもいいのですが、それより気になるのははやみが積極的行動に出たということ。今までいじめられていたのに何か理由があるのは何となく分かってて*1、はやみ自身、ある程度諦めに似た了承の元で行われていたような印象がありました。「これで村が平和になるのなら」的な、または「これでひなたが救われるのなら」的な。そんなはやみが積極的行動に出るということは、村やひなたの意思に逆らっても琢磨と一緒にいたいという強い気持ちの現れ。はやみが今後どう動いていくのかが気になるところです。
それにしても・・・。おせっかい委員長タイプやツンデレっ子など、表面的なキャラクター付けはエロゲーのテンプレートそのままなのに、キャラクターのコンテキストをちょっと変えるだけで全然違った印象を受けるのは面白いなあ。「あの突飛な行動の裏にはそんな背景がっ!」というのもエロゲーのパターンではあるんだけど、それを初めから出してきてるのはちょっと新鮮かも。

  • 音の出る時計は盲目時代の名残かな?
  • あんなに玉子食べたらコレステロールが・・・!

*1:琢磨まで気づいていたとは(笑)