ながされて藍蘭島 第10話「雨だって、友だち!」

おお、このアニメでこういう話が見られるとは・・・。これは今まで少しずつすずの掘り下げをやってきた成果ですよね。すずが一人ぼっちという背景を踏まえて語られるお母さんの思い出、そして仲間の優しさがいい感じ。

この手の作品って単に「今は行人がいるから寂しくない」という粗い構成になりがちで、それは全体のエピソードとしてではなく独立した1本のお話として作られることが多いからだと思うんだけど、今回のエピソードでは仲間たちの友情をメインにしつつ「みんなが帰った後は、ちょっぴり寂しいの」という点で「家族」としての行人の存在を立てているのがよかった。
あと、シャープな線でよく動く作画も楽しかったです。