DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 第01話「契約の星は流れた…前編」

世界の断片を垣間見た、という印象の第1話。

ヘルズ・ゲートという壁が現れた東京の地、「契約者」という特殊能力者、「契約の対価」という儀式、「ドール」という存在。世界観の説明をしつつ、主人公の李さんも描きつつ、公安の方も描きつつ・・・と情報量の多い回だったけど、ゴチャゴチャした印象がないのは高い作画が世界観の説得力を高めてくれたおかげなのかなあ。落ち着いた雰囲気の作画が浮つきがちな設定を押さえてて、この事件が日常の延長線上にあるものだということを印象付けているかのようです。
ルイを殺したのはヘイだと思うんだけど、その彼が今度は千晶を助けてるというのもちょっと分かりません。単なる偶然・・・とは思えないので、どんな目的をもっているのかが気になるところです。「どこかで会ったことない?」という質問に対して「隣に越してきた」と返すのはなかなかうまいミスリード。ただ、本心からそう言っているように見えるので、契約者の力を発揮するときは性格が変わるのか?とかそういった点も気になりますね。
個人的には結構期待してたんだけど、概ね期待通りのお話でとても満足。今後どうなるか楽しみに見ていきたいと思います。